WinRadioでのDRM

DRMとは、短波放送を使ったデジタル放送の一形式です。
ヨーロッパを中心に放送されています。
Radio NewZealandの放送が始まって日本でも良好に受信できるようになり、CQ誌にDRMについての記事が載った頃から、日本でも受信を試みる方が増えて来た気がします。



今のところ普及してるのが、455kHzのIFを取り出して、外部回路で12kHzへコンバートしGPLで配布されているDreamでデコードという方法のようです。
しかし、RF段で帯域が絞られている受信機等では、DRMに必要な帯域を確保するのが難しかったり、Dreamはライセンスの関係でソースでのみの配布で、自分でコンパイルをする必要がある等、多少敷居が高くなっています。


WinRadioは、RF段のフィルターが広いこと、IFが12kHzであること等、最初からDRMを意識して設計されているようです。
#もっとも、2nd IFが低いことはPCで処理することを勘案してということもありそうですが。
WinRadioでのDRM受信について紹介します。


DRM用のデコーダーは、プラグインとして別売りです。
downloadして、ライセンスを買う($49.95、2007年2月現在)と、installできます。


DRMの受信には、Demodulatorのところで、DRMを選びます。

WinRadioDRM

受信しての印象では、S/Nが、6dB程度で、Dataが表示され、12dB以上でAudioが再生されるようです。

loggingというボタンにチェックを入れると、一定時間毎の受信状態を、logに書き出してくれます。
モニターに便利です。

録音は、デコードした音声の他に、IFでもできます。
後から再生してデコードできます。