Q.Aperture photometryってなに

A. アパチャ測光は、囲んだ領域のカウントの積分値を求めるものです。

アパチャ測光では、空の値をどうやって決めるかでいくつか流儀があります。

一般的には、星の周りに3重の同心円を設定して、一番内側の円の内部の積分 値を測りたい星の明るさとし、2番目と3番目(一番外側)の円の間のドーナツ 状の領域からskyの値を決めます。詳しくは、ここでは説明しませんが、この時には、アパチャ内に混在してくる周辺の星の影響を除く工夫が必要です。

 

このSkyの決め方は、自動化に適しています。

アパチャの直径は、しばしば、星像を十分カバーできる大きさといわれますが、サブピクセル単位で星像の中心さえきちんと決めて、同じくサブピクセル  単位で積分値を計算できれば、星像より小さくても構いません。むしろ、sky  の影響が小さくなるので、暗い星の場合小さいアパチャの方が有利です。 なお、その際、比較星を測るアパチャも同じサイズにします。