オーストラリア南天天体写真撮影の旅 2007

誠報社主催のツアーです。
EOS 20Daのテストと南天のHα画像取得のために参加してきました。
なにより、AC電源が確保できるというのが、魅力のツアーです。
#いつも、バッテリー駆動しているシステムを220Vで動く様にするのに多少苦労させられましたが。

天体写真は、こちら(準備中)

4/14  0日目
いつもの様に成田行きのバスのNATT'sで移動、土曜の夕方の便にも関わらず、乗客4人。大丈夫かな、この路線?
18時半に集合場所へ行ってみると、一昨年、オーストラリアツアーで一緒だった札幌のI田さんと再会しました。
知っているメンバーは、他に、O野さんや、F庄さん、それと誠報社の遠藤さんでした。

とりあえず、B-mobileのアカウントを使って、ネットに接続して、出発前最後の日記の書き込みをしました。
JALのマイレージにチャージできるというので、搭乗前にチャージしました。
機内食は、他に較べればましかもしれないけれど、おいしくなかったでした。
飛行機は、シドニーへ行く便等と較べると小振りでした。
モニターも、天井から吊る共用タイプ。
席は、中央の3列の席の通路側で、ツアー客なので、例によって最後尾でした。
映画は、ピーターラビットの挿絵の作者のをやっていました。


4/15  1日目
パース到着は、早朝、7時。
でも、移動用のバスの予約の関係で11時に滞在地にたどり着かないといけないというので、慌ただしい移動になりました。
パース郊外で、雑貨と夜食の買い込みをして、バスでスプリングファームへ移動です。
雑貨を買ったホームセンターは、凄く大きいとの話でしたが、面積だけだったらつくばにもあるかもです。
ただし、天井の高さは高かったですし、屋外のガーデニング用品(農業用資材?)の売り場の面積が半端ではなかったです。
わたしは、ここでは、折りたたみ椅子を購入、合計金額$18ドルを$80と聞き間違えて、えらい高い椅子だと思っていたら、後でレシートを確認したら、$9でした。
これが、なかなか良い椅子で、撮影時にたいへん楽でした。

昼前に滞在地のスプリングファームへ到着、バスおよびガイドのA子さんとはここでお別れ。

わたしは追加料金を払って独り部屋希望だったのですが、他にも独り部屋希望の人が2人いて、部屋が足りないので、母屋の方の部屋になってしまいました。
多少、気兼ね。
昼食という頃には、カルネの荷物も届きました。

しばらくすると、雨が降り出しました。
なにか、オーストラリアは雷鳴も大きい気がしました。
夕食頃にも大変強く降っていて、今夜はあきらめムードでした。
自己紹介で、茨城からもグループで参加されている方がいらしゃいました。
おー、と思ったら、その中のH谷さんに、「以前、mailを差し上げましたといわれ」、すみません...憶えてなかったです。

宿舎の前で撮りたいというグループが居て、斜面になっているので、保証できないというE遠さんの説得に、一時、険悪なムードに。
雨が降っていたことと、少し疲れていたのが災いした模様でした。
あとから考えると、人数が多かったので2手に分かれて、正解だったかもしれません。

夕食後は、仕方ないのでラジオを少し聴いて、就寝。
#持っていったACアダプターのせいだと思うのですがノイズが多く、このあともラジオはめぼしい局は聴けませんでした。
夜半過ぎに目を覚まして、外へ出てみると、快晴でした。
慌てて、カメラを出して固定撮影をしました。
撮っているうちに、にわかに雲が出て、雨がぱらつきだしました。
部屋に戻って画像を確認すると、慌てていたせいか、ピンぼけです。
あきらめきれず、もう一度、外へ出てみると、再び快晴でした。

撮影場所の広場へ行ってみると、望遠鏡を組み立てている人がいました。
屋外のコンセントから引いた電源は、生きていません。
食堂のある建物から引き直して解決しました。
組み立てていた人達は、極軸を合わせて、その晩は、終了だったようです。
わたしは、固定撮影のみにしましたが、広角の割にFが暗いレンズだったので写りはいまいちでした。
#明るいレンズ欲しい。
ステラナビゲータで確認すると、明け方、水星と細い月が並んでいるようでしたが、疲れていたので、起きられず残念でした。

Australia2007-1 Springfarm

Australia2007-2 SpringFarm2

Australia2007-3 SpringFarm3


4/16 2日目
昼前に起きて、望遠鏡を組み立ててしまいました。

夕方は、快晴でした。
夕食を摂るのですが、みなさん、気がそぞろでした。
食事は、おいしかったです。
夜食まで用意していただいて、買っていった分は、手つかずでした。

極軸合わせ。前の日に教えてもらったはちぶんぎ座の目印の星はすぐ見つかりました。
微調整は、遠藤さんの応援をお願いしました。ありがとうございました。
極軸はばっちりだったのですが、バランスが取りきれていないので、全然、ずれないという訳にはいきませんでした。

一番最初は、V1016 Cen(ケンタウルス座新星2007)から。

途中、雲が時々通る天候でした。
加えて湿度が高く、レンズが曇るので、カメラレンズ組から悲鳴が上がっていました。
わたしも、主鏡の10cm屈折はヒーターが付けてあったのですが、ケーブルが絡んで、途中で、電源が抜けてしまっていました。
真っ暗な中では、ケーブルが絡まっても対処しづらく、次の日からの課題に。

10cm屈折は、前回のオーストラリアで最後に試して、ピンぼけで終わって悔しい思いをしたHαでの撮影がメインです。
撮影対象は、RWCナンバーを中心にDesktop Universeを参考に片端からと思っていたのに、インストールを忘れてしまっていました。
どうしても、ろ座当たりにある散光星雲の位置が判りません。
後で、SkyMap proでゆっくり調べて位置は判りましたが、この晩は、焦りました。

夜半過ぎてから、GW Libを撮ることにしました。
とりあえず、24年ぶりですし撮らない訳にはいきません。
日本の天候も思わしく無さそうなことは判っていましたし。
Borg 6cmED+DSIpro-IIはIR-Cutフィルターで、10cm屈折+ST-9XEはVフィルターで撮りました。
10cmの方、星像が小さ過ぎるかと心配だったのですが、どうにか測れていました。
6cmの方は、さすがに光量不足ということで、これ以降は、10cmのみで、念のため、フォーカスをややぼかすことにしました。

この日の撮影は、Borgも併用したこともあって、900コマ。期間中、最高でした。
ただし、ST-9XEの取り付けが悪かったので、片ボケが多かったです。
#気づいたので、次の撮影からは改善しました。


Australia2007-4 SouthernSky

4/17 3日目


夕食後、夜の動物探検へ。
おもに、居るのはうさぎ。
うさぎを3匹捕獲。
途中、道路脇に樹に中型の動物が。
わたしは、木登りカンガルーでないかと言ったのですが、後で聞いた所によると、ポッサムとのことでした。

あとから聞いた話では、明け方、一瞬晴れたとのこと。

4/18 4日目
この頃になると、天候が読める様になりました。
昼間、地面が暖まって雲がでますが、夕方には消えます。
1晩快晴でした。
天の川がきれいですが、あまり濃く感じません。
いて座の辺りも、あまり輝いている感じがしませんでした。

24mmで、星座を中心に撮るも、途中でレンズが曇ってしまいました。
星が大きくぼけて、大変味わいのある画像になってしまいました。でも、ぼけ過ぎ。

望遠鏡の方は、今日は、ヒーターのコントラーラーは、望遠鏡にくくり付けてしまったので快適でした。
他の配線も、絡まない様に考慮して、トラブル無しでした。

夜明け前、水星が上がって来たので、固定撮影をしました。
黄道光も撮りたかったのですが、24mmレンズが曇っていたので、うまく撮れませんでした。

4/19 5日目
この日も、午後快晴、夕方、西の方に濃い雲があったのですが、結局、やってきませんでした。
後で、聞いた話では、Perthは天候が良くなかった様子でした。
スプリングファームは、Perthの南東で、やや小高いところにあるので、天候が少し違った様です。

まずは、McNaught彗星から、3ヶ月ぶりの再開です。小マゼンラ雲のすぐ脇に居て、星野写真にも良く写っていました。

昨晩レンズが曇って撮りはぐった、銀河中心方向を撮りましたが、やはり、レンズが曇りがちでした。
カメラレンズ用のヒーターも持ってくるべきでした。

疲れているし、撮るものは撮ったので、早めに、GW Libへ切り替えようと思ったら、トラブル発生。
追尾しません。
真っ暗な中で、原因究明と対処をしないと行けないので、四苦八苦しました。
結局、赤経側のギアがかみ合っていないことが原因でした。これで、約1時間ロスしました。もったいない。
毎晩、今晩こそは、superhumpが発達してくるかと期待して観測していたのですが、結局、滞在中ははっきりしたhumpは現れませんでした。


4/20 6日目
昼前に、荷物の整理、
11時頃にカルネの荷物の引き取りが来ました。

昼食後、パースへ。
帰りのバスで、H谷さんのことをやっと思い出しました。
CANPで会って、名刺もいただいていました。面目ないです。

パースのダウンタウンで、途中、ABC(オーストラリア放送協会)のビルがあったのですが、写真を撮りはぐりました。残念。
パースは、中心部こそ高層ビルが建っていますが、小さな街という印象でした。

最初は、キングスガーデンへ行きました。植物園を兼ねた大きな公園でした。
戦没者慰霊碑がありました。
スワン河が一望できて、景色が良いです。大きく、湾のようでした。
土産物屋さんへ行って、それから、日本料理屋さんへ行きました。

Australia2007-5 Perth Kings Park

帰りの便、疲れているから寝れるかと思ったら、寝れません。
ここ数日、徹夜で体のリズムがそれに慣れているのですから当たり前です。
窓際でしたが、主翼の先にライトが明る過ぎて、星も見えません。残念でした。

成田では、荷物を受けとったあと流れ解散。
実家で法事なので、慌てて移動です。ひぃ。



昼間は、ファームで飼っている動物を時々冷やかしながらのんびり、夜も撮影の合間に、天の川を眺めてのんびりと、命の洗濯が出来たツアーでした。